ドリップ式コーヒーの入れ方は?

 前回はドリップ式とサイフォン式のコーヒーの器具の差をご紹介しました。
簡単にまとめると、入れ方で味が変わるドリップ式、安定した味が出せるサ
イフォン式です。

 では、ペーパードリップ式のコーヒーはどうやって入れると良いのでしょうか?
 今月は特に「お湯の入れ方」にこだわってご紹介します。

 ただし、注意点。
 今回のお話は一般的なコーヒーのうまみ成分の抽出についての話です。
 中にはコーヒーの苦味が好きな方もいるので、その点だけはご理解をお願
いします。


 コーヒーの入れ方として、「お湯は『の』の字を書きながらゆっくりと注
ぐ」ということを良く聞きます。
 確かにそのとおりです。しかし!!実は落とし穴があります。

 この『の』の字を書く入れ方はとても難しいんです。
 かなりのテクニックが必要なんです。

 ですから、うまい人が入れるとうまみ成分が凝縮されたコーヒーが、そう
でない人は技術なりのコーヒーが生まれます。


 「えっ!?」と驚かれた方も、『の』の字を書くのが不安な方もご安心を。
 ドリップ式でも安定して入れる方法があります。

 こちらはとても簡単。お湯を指定のところまで一気に入れてください。
 これでOKなんです。こちらの入れ方だと、誰が入れても同じようにうま
み成分が抽出されます。


 ところが、今回のお話はこれで終わらないんです。

 この二つの入れ方にはそれぞれ名前があります。ここからが重要です。

 『の』の字を書く入れ方を「カリタ式」と言います。
 一気に入れる入れ方を「メリタ式」と言います。

tcf_im_001.jpgメリタ

 この二つの名前をどこかで

05003_102DL.jpgカリタ

 

聞いたことありませんか?

 そう、コーヒーメーカーの会社名です。

 このあたりは会社の信念なども絡んでくるので省略しますが、その器具も
「推奨する入れ方」にあわせた作り方になっています。

 お手元にコーヒードリッパーがあればごらん下さい。
 穴が開いていますよね。穴が3つは「カリタ」で、穴が1つは「メリタ」
です。(他にも細かい差があるんですよ~)

 これで、お湯(正確にはコーヒー)が落ちるスピードが違います。
 ドリッパーにお湯がいる間、最初はコーヒーのうまみが抽出され、長くな
ると渋みが出てきます。
 「コーヒーの入れ方はメーカーと合わせた入れ方がある」ということなん
です。


 もちろん、メリタのドリッパーでカリタ式で入れたコーヒーも好きな方が
いらっしゃいますし、その逆もあると思います。

 今までずっと飲んできた飲み方が一番の味だと思いますが、ちょっと気分
で入れ方を変える。
 それもコーヒーの楽しみ方かもしれませんね。


 最後のなりますが、コーヒーのうまみ成分がうまく入ったかどうかを確認
する方法がありますのでご紹介します。

 コーヒーを入れた後、ドリッパーにはコーヒー豆が残ります。
 そのコーヒー豆がコーヒードリッパーに沿ってきれいな土手状になった。
 この状態が一番うまみが抽出された状態です。

 底にたまっている量が多いほど渋み成分も抽出されたということです。

 今回はちょっと長めでしたね。

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